最短手数のチェックメイト
「チェスで最短手数のチェックメイトはどんなのだろう」と思ったことはありませんか? それは「2 手のチェックメイト」です。
「2 手のチェックメイト」には「愚者のメイト(fool's mate)」という失礼な別名がありますが、実際かなりばかげたもので、相手に非常に悪い手を指してもらう必要があります。白がまず f ポーンを 1 マスか 2 マス進めます。黒は e ポーンを進めてクイーンの道を開きます。そこで白が g ポーンを 2 マス進めると、黒のクイーンが h4 に出て チェックメイト!
白はどうすれば「2 手のチェックメイト」を防げるでしょう。f ポーンを進めないだけのことです! これは一般にも初心者向けのいいアドバイスです。f ポーンを進めるとキングへの危険なラインが開くので、初心者のうちは避けたほうがいいでしょう。f ポーンを進めなければ、グランドマスターでも 2 手でメイトはできません。
さて「2 手のチェックメイト」を覚えたわけですが、どうでしょう、Chess.com のアカウントを作って自分で対局してみては? そんなにひどい目にはあいませんよ!